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2006.08.14

ツルネン「フィンランド便り・2006夏」

週末にツルネンからフィンランド報告がまとめて送られてきましたので、ご紹介します。

8月10日Rovaniemi
~フィンランドのTVニュースより~
 現在、ロシアの大規模な森林火災の煙がフィンランドまで流れきて、フィンランド人を悩ませている。ヘルシンキなどでは煙による健康への影響も出ている。とくに喘息の人は頭痛、呼吸困難を訴える人が増えているという。
 かつてない干ばつも農産物に大きな被害を与えている。南フィンランドではすでに一ヵ月半も雨らしい雨が降ってない。湖の水位は下がり船が港から出られない。
 キノコなどの「森の幸」も、今すぐにも大量の雨が降らなければこの秋はほとんど採れない見通しだそうである。雨が降らないことを喜んでいるのは休暇を楽しむ人々のみ。私自身休暇の身だが、恵みの雨を祈らずにはいられない。

8月11日Salmilampi
~森の動物園~
Whitebear 昨日、Rovaniemiから81km離れたRanuaの野外動物公園を訪ねた。主にフィンランド国内に生息している動物を、自然の環境に近い状態で観察できる公園で2.5kmのコースを歩く。大鹿、トナカイ、熊、白熊、狼、山猫、狐、カワウソ、ビーバー等など。鳥類では数種類のフクロウ、タカ、ワシ、キジ類ほか。またイタチ、ネズミの小動物など約50種以上を見ることができた。普通の動物園と異なるのは、たとえば熊のフェンスが150m四方ほどもあり、森の中に暮らす動物の自然な生態を間近で見ることができる。森の広いフィンランドならではの動物園である。同じRanuaにある「日本の家」も見学するつもりだったが、動物園からだいぶ離れていたので今回はそこまでのドライブを諦めた。
Fishing 夜には再度鮭釣りに挑戦。先日妻が二匹釣ったので今度こそ私の番という気持ちだった。30分もたたないうちに二匹竿にかかった。1.4kgと1kgの大物で、運が良かったのか腕が良かったのかは分からないが、とにかく嬉しかった。
 二人だけの別荘生活は今日で終わり、明日からフィンランド国会が準備してくれた視察がKuusamo地方で始まる。フィンランドと日本の国際交流に少しでも役立ちたいと願っている。

8月12-13日 
~北東フィンランドでの二日間~
Kuusamo Rovaniemiからロシア国境に近いKuusamo市への200kmを車で移動。フィンランド最大の通信企業TeliaSonera社(日本のNTTドコモのような会社)のゲストハウスに部屋が用意されていた。TeliaSoneraの副社長のPekka Takalaさんがホスト役を務め、市議会の副議長などが市内を案内してくれた。「北欧ビジネスセンター」のリーダーたちも北東フィンランドの環境保護に基づく経済発展を紹介してくれた。
 この二日間のハイライトは二つ:一つは、二つのボートからの引き網による魚獲り体験。私にとっても初めての体験だった。小さめの魚50匹程しか捕まえられなかったが、我々素人を含めた6名の漁師のチームワークは見事だった。
 Bearfarmもう一つは「熊ファーム」。一人の男性が15年前から親を殺された子熊を保護して人間の赤ちゃんのように家で育てている、フィンランドの「ムツゴロウさん」だ。現在6頭が大人の熊に成長したにもかかわらず、毎日のように森に行くときも連れていく。フェンスの中も自由に出入りして、まるでペットのように扱っていることに驚いた。子どもづれの観光客が毎年1万人ほどこの「熊ファーム」を見学する。熊のほかに狐2匹、山猫3匹がいるが、どれも生まれたばかりのときに森で保護されたものだという。彼は現在3人のスタッフと共に、この動物保護の仕事が使命であると信じて熱心に取り組んでいる。
 14日からは北フィンランドの国会議員7人による地方自治体視察にオブサーバーとして参加することになっている。視察の様子を後日また報告したい。

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